【ITA】iシェアーズ米国航空宇宙・防衛ETFについて纏めました。
ITAはその名の通り航空宇宙および防衛分野の米国株式で構成されており、有名どころではBA(ボーイング)やLMT(ロッキードマーチン)が上位に組み込まれています。
2018年後半から一時的に20%ほど下げてますがここ最近急激に持ち直しています。
2016年から保有していた人は2018年までの約2年で倍になってますね。
ここ一年はS&P500のパフォーマンスに劣りますが、3年、5年、10年と視野を広げると勝っているというあまり目立たないけどそんな銘柄です。
ITAの情報
経費率 | 0.43% |
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分配金 | 約1% (1.95ドル 2018年) |
純資産 | 約5B USD (約5500億円) |
経費率
経費率は0.43%とiシェアーズのセクターETFとしてはほとんど横並びになっています。
iシェアーズの提供しているS&P連動ETF IVVは0.04%ですのでそれに比べると少し経費率は上がります。
バンガードなど他社にしてもセクターETFは少し経費率では上がる傾向にあります。
分配金
2018年度実績で一株上がり1.95ドルでした。
2019年2月現在の株価200ドル程度で考えれば1%に満たないほどの分配金となります。
インカム目的では手を出しにくい銘柄となっています。
構成銘柄とそれぞれの銘柄の動き
ティッカー | 上位5企業の簡単な説明 |
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BA | 軍用機とともに民間航空機業界でも高い売り上げを誇る |
UTX | エレベーターからロケットエンジンまで事業は多岐にわたる |
LMT | 戦闘機F35やバンカーバスターなど |
RTN | 世界第一位のミサイルメーカー。 |
NOC | B2爆撃機が有名だが原潜や空母まで手掛ける軍需産業No4 |
国内の取り扱い証券会社が少ない
ITAに関しては個人的に残念なのがSBI証券で取り扱っていない点です。
楽天証券も取り扱いなくマネックス証券のみ検索で出るのでおそらく購入できると思います。
米株はすべてSBIに集約したかった為、LMTとRTNを購入してミニITAを作ってましたがリターンは散々です。
最後にセクターETFについて
過去を見れば非常に優秀なパフォーマンスを残しているセクターETFは多くあります。
一方、バンガード創始者で先日お亡くなりになられたジョン・ボーグル氏は書籍「インデックス投資は勝者のゲーム」の中で
過去のリターンに惑わされ特定のセクターを保有することは分散効果が薄れリスクが高まるとも述べられていました。
セクターETFを購入する際には過去のリターンで今後も伸びると過信せず投資していきたいと思います。